散らかった部屋を整理していると、見慣れないカードケースがあった。早速開けて中身を確認してみると、それは第10版発売時に買い集めたシングルカードだった。
そういえばこんなカード買ったなぁ、とか、何でこんなカード集めたんだろう?、とか、様々な思いを巡らせながらカードを眺めていると、1枚のカードが目に留まった。

・・・なんて小説風の書き出しにしてみましたが、今後気まぐれでカード1枚1枚についてコラム形式の研究記事を書いていこうかと思い立ったわけです。ちなみに上のはほぼ実話です。
ちなみに、俺はエクテンより下の環境には詳しくないため、特に明記のない場合はエクテンまでの範囲の話ということにします。

記念すべき第1回目のお題は《ゴブリンの知識/Goblin Lore》。恐らくは多くのプレイヤーが第10版のリストで初めてその存在を知り、何かしらの可能性を感じ、(場合によっては俺と同じように4枚揃え)、そして使わないままその存在を忘れていったカードなのではないかと思います。

《ゴブリンの知識》 1赤
ソーサリー
カードを4枚引き、その後カードを3枚無作為に選んで捨てる。


さて、分析。
まず重要なのは4枚引き3枚捨てる、即ちこのカードの消費を考慮すると手札は増えない。もっと言えば一般的な意味での所謂カードアドバンテージを得るカードではない。

ならばこのカードで何をすれば良いのか。まず思いつくのは墓地利用。この場合ネックになるのは「無作為に」捨てるということ。リアニメイトなどでの捨て手段には残念ながら適さないでしょう。
他の墓地利用手段を探すと、まずフラッシュバックと発掘が浮かびます。デッキの多くをこれらのカードで埋めてしまえば、無作為でも墓地に行く可能性が高まります。また墓地にすでに発掘カードが十分存在するときでも、4枚引くという特性は一気に大量の発掘を可能にするため、これはなかなか有効かもしれません。

他には、《けちな贈り物》を使うときのように、《永遠の証人》や《喚起》といった墓地から手札に戻すカードを併用することで捨てのデメリットを緩和する方法もあると思います。
この場合の欠点は、《けちな贈り物》と違い《永遠の証人》や《喚起》自体を手札に呼び込む確実な方法は存在しない、または別途用意しなければならないことでしょうか。

また、《タルモゴイフ》を一瞬で強化するといったことも考えられます。普段墓地に行きにくい土地カードなども余裕で墓地行きです。まあ《地平線の梢》を使えば良い話ではありますが。

ちなみに、《火想者ニヴ=ミゼット》がいれば4点火力なんてのも。

<総括>
正直、無作為に捨てるというのはなかなか厄介なものです。
これが4枚選んで捨てるのであればもっと使いやすかったとは思います。
ただその辺の不器用さもゴブリンという感じがしますし、それがこのカードの味なんだとも思います。
とにかくポイントは4枚掘れることでしょうね。リアニメイトみたいな安易な墓地利用は不可能ですし。
あの時感じた得体の知れない可能性、デッキが組めないまま1年以上が経過した今となっても、心のどこかで信じている自分がいます。





・・・あー、駄文かなぁこれ。まあ楽しく書けたからいいか。
とにかく、個人的には何となく好きなカードです。

コメント

丹依悠。
丹依悠。
2008年10月9日1:46

《ゴブリンの知恵》じゃなくて《ゴブリンの知識》ですね。
カードプール的にも、なんでこれが、そもそもポータル発祥なのか、
そのポータルではどんな使い方をされてたのかでも、見方が変わってきますね。

スカルクランプ
2008年10月10日22:53

>丹依悠。さん
おお、お久しぶりです。以前はよくチャットでお話してましたよねw
ご指摘どうもです。後で直します。

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索